外構の種類それぞれの前知識
家を構成する要素のうち、外から見える部分、外構。エクステリアともいいます。
現在の日本の外構は大まかに
3つの様式に分類できます。
それは
・クローズ外構
・セミクローズ外構
・オープン外構
の3つです。
簡単に説明しますと、
クローズ外構は塀で囲まれ、外からは敷地内が見れない外構、
オープン外構には塀はなく、外から敷地内がよく見える外構、
セミクローズ外構はその中間で、塀の高さが腰~胸くらいしかない外構です。
昭和時代あたりまでの日本の一軒家は武家屋敷への憧れからか、
立派な塀を備えたクローズ外構が好まれていました。
しかし欧米ではオープン外構がスタンダードのため、
日本でも洋風の建築が浸透してきたあたりから徐々にセミクローズ→オープンと
トレンドが移って今日に至ります。
これには「
クローズ外構よりもオープン外構の方が安く済む」という実情に加え、
ニュータウンなど建売物件では街の統一感が出せ、
広告写真を見ると「
あらこの街なんだか素敵」と思わせる効果もあり、
欧米に倣い、オープン外構が積極的に採用されてきた背景があると思います。
どの外構方式にするか?
日本の、首都圏の住宅事情を端的に申しますと、
「狭い」
これに尽きます。
それは庭でも同じ。
広ければクローズ外構でもオープン外構でも素敵な庭が出来そうですが、
狭い敷地を塀・生け垣で囲い、更に狭くするクローズ外構にするか、
狭い敷地をプライバシーゼロで余すところなく通行人に見せるオープン外構か、
中庸のセミクローズ外構にするか、悩ましいところです。
基本はその街区でのスタンダードな方式を採用するのが好ましいと思います。
日本は海外に比べ、街の景観に合わせた外構づくりという意識がとても低いので、
ここは意識を高く持ちましょう。街の景観に合わせましょう!
とはいえ、うちの街区は他の家も真っさらな土だけの土地だったので、
みな好き勝手に庭をデザインしています。
全面畑にしてる家もありますし、森のように木を植える家もありますし、
防草シートで覆うだけの家もあります。…フリーダムだな!
ここでようやく結論ですが、自分は面白い庭を作りたいし、
それはいろんな人に見てもらいたいという気持ちもあるので、
プライバシーを犠牲にしてでもいいから「見せるオープン外構」にしよう!となりました。
まぁ、隣の街区は全部の家がオープン外構で揃ってますし、
オープン外構が今のトレンドだし、
なんだかんだでオープン外構の方が安いですからね!
庭造りの方向性がひとつ固まったところで今日はこのへんで。
ではでは~。